ターボリナックスは2月23日、自分のPC環境をOSごと携帯できる新ハードウェア「wizpy(ウィズピー)」を出荷開始した。重さ50gほどの小型USBデバイスで、自分のTurbolinux OSを持ち運び、外出先のPCに接続して起動できる。
23日現在、同社の直販サイトでは初回限定版が完売となり、3月9日に発売する通常版4Gバイトモデルの予約を受け付けている。通常版の価格は3万3800円。
wizpyの大きさは高さ84mm×幅42mm×奥行12mm。OSのほかFireFox、OpenOffice.orgといったアプリケーションソフトを搭載する。各ソフトで作成、受信したデータはwizpyの未使用領域に保存可能。単体でのメディアプレーヤ機能により保存した動画、音楽を視聴できるほか、FMラジオやボイスレコーダとしても使える。
なおターボリナックスでは同日より、wizpyの公式サイト「wizpy Club」で各種の会員制サービスを開始した。wizpyのデータを最大500Mバイトまでアップロードし、ほかの会員と共有できるネットワークストレージやソーシャルネットワーキングサービス(SNS)に加え、wizpyのアップデートデータ、プラグインを提供する。
また同サイトでは今後、ユーザーが、wizpyに任意のアプリケーションソフトを追加するための開発キットを公開する。3月17日に開催される「Open Source Conference 2007 Tokyo/Spring 」で詳細を発表したあと、wizpy Clubに掲載する予定。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」