Advanced Micro Devices(AMD)は米国時間2月7日、低消費電力版の新モデルを含む、新しい「Opteron」サーバプロセッサを発表した。
3つの低消費電力版モデルと、2つのメインストリーム版モデルのOpteronプロセッサがAMDの製品リストに加わった。メインストリーム版プロセッサの消費電力が最大95ワットであるのに対し、低電力版チップでは最大68ワットであるという。
チップメーカーが新製品を発表するときはいつもそうだが、5モデルの新プロセッサをリリースするということは、旧型プロセッサの価格が下落することを意味する。しかしAMDは、他シリーズのチップ価格も大幅に引き下げた。例えば「Opteron 8220 SE」の現在の価格は、先週の価格の半分になっている。
Intelによる価格引き下げの圧力を受け、AMDのサーバ部門はここ数カ月間苦戦を余儀なくされた。数年間AMDを追う立場にあったIntelだったが、同社の最新「Xeon」プロセッサは、AMDの競合チップと同等、あるいはそれ以上の性能を誇る。より小規模なチップメーカーであるAMDは、強力なIntel製品に対し、販売台数と市場シェアを維持するうえでプレッシャーを受けている。同社は自社の勢力を巻き返してくれると期待するクアッドコアチップ(開発コード名:Barcelona)の完成を心待ちにしている。
新チップは低消費電力版が「Opteron 1218 HE」「Opteron 2218 HE」「Opteron 8218 HE」、メインストリーム版が「Opteron 2220」「Opteron 8220」。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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