データ放送にも対応したUSB接続ワンセグチューナー--アイ・オー・データ「SEG CLIP」

アイ・オー・データ機器
GV-1SG/USB
内容:アイ・オーの「SEG CLIP」は、キャップレスの筐体を採用したUSB接続ワンセグチューナーだ。EPGやiEPGなど録画関連の機能を備えるほか、データ放送にも対応していることが大きな特徴だ。また、いち早くWindows Vistaにも対応している。

クリップでノートPCに取り付け可能

  • SEG CLIP本体。白と青のツートンカラー。比較すると他社商品よりも少々大きめ

 本製品はワンセグチューナー本体のほか、USB延長ケーブル、さらにクリップから構成されている。PC本体に直結するか、もしくはUSB延長ケーブルを用いてノートPCの上蓋などにクリップで留めるか、どちらかということになる。他社製品のようにスタンドや外付けアンテナなどは付属しない。

 チューナー本体は、キャップ式の他社製品と異なり、カバー部がスライドしてUSBコネクタを覆う構造になっている。キャップを紛失する心配はないものの、その代償として筐体はかなり大柄。特に幅については30mmと、バッファローの「ちょいテレ」の18mmと比較すると2倍弱ある。カバーを取り外した状態ではそれほど大柄というわけではないので、キャップレスの構造にこだわったが故に損をしている印象だ。

  • カバーをスライドさせた時のロックは非常にしっかりかかるなど、成型の品質は高い

 また、幅が広いため、パソコン本体に挿した際、隣接するUSBポートに干渉しやすい。競合製品に当たるロジテックの「LDT-1S200U」の場合、USBコネクタの位置をやや右寄りにレイアウトすることで隣のポートに干渉しないよう配慮されているが、本製品はそうした配慮もない。また、グリーンハウス「w-one」のようにコネクタの角度を変えるアダプタも付属しない。これらを見る限り、そもそもUSB延長ケーブルを用いることを前提としている印象だ。

 ロッドアンテナは2段階で伸ばせるが、最大でも4cm弱とあまり長くない。アンテナの長さですべてが決まるとは思わないが、グリーンハウス「w-one」と比べると半分程度しかなく、この長さで適切な受信感度が得られるのかやや不安になる。

  • SEG CLIP(下)を、グリーンハウスw-one(上)、ロジテックLDT-1S200U(中)と比較したところ。本体長は比較的短いものの、上下の幅がかなり広いことが分かる

  • 今回メーカーから借用した評価機にはUSB延長ケーブルが付属しておらず、手持ちのケーブルで代用した。そのため、写真の延長ケーブルは実際の添付品とは異なっている

  • アンテナを伸ばしたところ。バッファロー「ちょいテレ」と異なり、標準アンテナは取り外せない

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