本製品はワンセグチューナー本体のほか、USB延長ケーブル、さらにクリップから構成されている。PC本体に直結するか、もしくはUSB延長ケーブルを用いてノートPCの上蓋などにクリップで留めるか、どちらかということになる。他社製品のようにスタンドや外付けアンテナなどは付属しない。
チューナー本体は、キャップ式の他社製品と異なり、カバー部がスライドしてUSBコネクタを覆う構造になっている。キャップを紛失する心配はないものの、その代償として筐体はかなり大柄。特に幅については30mmと、バッファローの「ちょいテレ」の18mmと比較すると2倍弱ある。カバーを取り外した状態ではそれほど大柄というわけではないので、キャップレスの構造にこだわったが故に損をしている印象だ。
また、幅が広いため、パソコン本体に挿した際、隣接するUSBポートに干渉しやすい。競合製品に当たるロジテックの「LDT-1S200U」の場合、USBコネクタの位置をやや右寄りにレイアウトすることで隣のポートに干渉しないよう配慮されているが、本製品はそうした配慮もない。また、グリーンハウス「w-one」のようにコネクタの角度を変えるアダプタも付属しない。これらを見る限り、そもそもUSB延長ケーブルを用いることを前提としている印象だ。
ロッドアンテナは2段階で伸ばせるが、最大でも4cm弱とあまり長くない。アンテナの長さですべてが決まるとは思わないが、グリーンハウス「w-one」と比べると半分程度しかなく、この長さで適切な受信感度が得られるのかやや不安になる。
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