Windows Vista発売--米国西海岸側のスタートは静かに

文:Daniel Terdiman(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2007年01月31日 12時09分
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 カリフォルニア州サンフランシスコ発--米国時間1月29日夜のCompUSAでは「Windows Vista」を看板商品と考えていたかもしれない。しかし、実際に注目を集めたのは周辺機器だった。

 Windows Vistaは米国東海岸側では華々しいデビューを飾っている。ニューヨークでは、Microsoft会長のBill Gates氏や最高経営責任者(CEO)のSteve Ballmer氏などの幹部が集い、膨大なマーケティング費用がつぎ込まれた派手なイベントが行われた。タイムズスクエアでは空中ダンスショーが行われ、巨大なWindows Vistaのロゴがビルの壁面に広げられた。これに対し、サンフランシスコでのイベントは小規模なものとなった。

 もっとも、サンフランシスコで行われたイベントでもハンバーガーやホットドッグが振る舞われ、DJが電子音楽、ファンク音楽、1980年代のヒット曲を流していた。San Francisco 49ersのクォーターバックAlex Smith氏もイベントに参加するなど、それなりの盛り上がりを見せた。Vistaのデモが行われ、10ドルのCDケースが販売され、Microsoftのロゴを照らすペンライトが配られた。なぜだか、背の高いペンギンの着ぐるみを着た人もいた。

 しかし、複数の参加者がコメントしていたように、5年前の「Windows XP」発売イベントにGates氏が登場したときや、ソニーが2006年11月に「PLAYSTATION 3」をリリースしたときのような盛り上がりは見られなかった。

 CompUSAサンフランシスコ店のMarket Street通り沿いには、ほろ酔い気分の人々が集まり、「Midnight Madness」と題されたイベントに参加した。それでも、その人数は店長のBen Jiongco氏が期待した500〜1000人には遠く及ばなかった。しかも、午前零時1分の発売開始前に列を作った顧客の大半は、新OSではなくセールが目当てだった。

 列の先頭に並んだ4人の目的は、Bluetoothヘッドセット「Jabra BT350」を安く手に入れることだった。本当は、2006年の感謝祭翌日のブラックフライデーに購入したかったのだが、あまりに人が多くてあきらめたのだという。Vistaについては、高額だし、機能をフルに活用するにはビデオカードやRAMも新たに購入しなくてはならなるため、すぐに乗り換える気はないと、述べる。

 ここには物珍しさや、新しいWindowsの登場を祝うお祭りに参加する目的で集まった人が多く、Vistaの購入予定がある人は少なかった。彼らはその理由について、ボリュームライセンスの登場や部品のセールを待てば最大300ドルを節約できるからだと説明した。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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