Adobe Systemsは米国時間1月29日、写真ファイル管理ソフト「Photoshop Lightroom」の先行注文受付を開始すると発表した。
2月中旬に出荷開始予定のPhotoshop Lightroomは、Windowsユーザーには数カ月前、そしてMac OSユーザーには2005年からベータ版が提供されていた。
Lightroomは、Adobeの「Photoshop」などの写真編集ソフトウェアを補完することを意図したファイル管理ツール。同ソフトを使えば、ファイルの個別処理ではなく、大量の大容量デジタル写真ファイルの読み込み、簡単な編集、管理、書き出しが可能になる。
同製品は、現在299ドルで発売中のAppleの「Aperture 1.5」と直接競合する。
Adobeによると、Lightroomは米国とカナダでは4月30日までAdobeストアにおいて199ドルで販売され、その後は299ドルで販売されるという。また、パブリックベータ版の使用期限は2月28日となっている。
Adobeは声明の中で、公開ベータテストには約50万人の写真家が参加し、彼らのフィードバックを参考にして変更が加えられていったことを明らかにした。
「Lightroom 1.0」は、ベータ4.1バージョンに対し、大量のデジタル画像ファイルの検索もしくはフィルタリングを行うキーワードおよびメタデータのブラウジングツールが追加されている。Adobeによると、「Key Metadata Browser」は、カラーラベルと選択システムを組み込んでおり、ライブラリモジュール内の読み込みダイアログボックスには、ファイル読み込み時のファイル保存先の選択肢が増えているという。
Adobeによると、Lightroomはニコンの新しいデジタル一眼レフカメラ「D40」および「D80」、そしてペンタックスの「K10D」用をはじめ、150種類以上のRAWファイルフォーマットに加え、JPEGおよびTIFFファイルをサポートするという。
同ソフトウェアは、Windows PCとIntelベースのMacのいずれでも動作するが、Adobe Lightroomのシステム要件には、処理能力、ストレージ容量、OS、そして画面解像度まで明記されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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