あるメロディを口ずさんでいるが、その曲のタイトルを知らなかったり思い出せずにいらいらしたことはないだろうか?そんな人のために、10秒以内に知りたい曲のタイトルを教えてくれるという新しいウェブサイト「Midomi」が登場した。
米国時間1月26日にベータ版の運用を開始したMidomiでは、ユーザーが歌ったり、口ずさんだり、口笛を吹いて楽曲を検索できる。検索結果には、商用で提供されている楽曲のほか、他のユーザーが録音した楽曲も含まれている。ユーザーは、検索結果のうち自分の音声とマッチする部分のみを聞くこともできる。
このほかにも、楽曲のタイトルやアーティスト名を使った検索も利用できる。同システムはスペルミスをしても認識する。
Midomiを開発および提供するMelodisは、200万以上のデジタル楽曲のライセンスを取得しており、ユーザーはこれを購入できる。また、ユーザーから集めた曲も1万2000曲以上あるという。楽曲を提供するユーザーは、人気TV番組「American Idol」の出場者からプロのアーティストまでさまざまで、広告付きサイトで自分のプロファイルを作成し、他の人の歌を評価することもできる。
Melodisの最高経営責任者(CEO)であるKeyvan Mohajer氏は、スタンフォード大学出身で、音楽および音声認識分野の博士号を取得した人物だ。Mohajer氏によると、Midomiのベースとなっている言語/音楽認識技術は、「Multimodal Adaptive Recognition System」(MARS)と呼ばれるもので、速度、テンポ、歌詞、一時停止などさまざまな要因からサンプルを認識するという点で他の技術とは異なるという。
検索大手のGoogleと同様、Melodisもスタンフォード大学で産声を上げた企業。ただし、Melodisは2004年と、Googleより少し遅れただけだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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