電通とリクルートは1月25日、電通がリクルートの発行済み株式総数の5.0%にあたる300万株を取得するとともに、両社で業務提携契約を締結することに合意したと発表した。取得金額は270億円で、3月9日にリクルート子会社より相対で取得する予定。
電通とリクルートは、2005年9月にクロスメディアプロモーションの企画および実施を行うMedia Shakersを合弁で設立して以来、フリーマガジン「R25」「L25」「Hot Pepper」を核としたクロスメディアプロモーション事業を共同で展開するなど、協業関係を構築してきた。
今回の資本・業務提携により、両社の関係を強化し、電通の持つ統合的なマーケティングコミュニケーションに関するノウハウと、リクルートの持つメディアプロデュース力、マーケティング力を幅広い分野で融合させ、広告主の課題を解決する新しいメディアサービスやマーケティングサービスの開発・提供を行う。
具体的には、クロスメディアプロモーション事業のノウハウを活用したシニアなどの新しいターゲット層向けビジネスの開発、非接触ICカード技術を活用した新しいメディア事業やマーケティングサービス事業の開発、人材や不動産、教育といった特定分野での共同サービス展開などの実現を目指して、プロジェクトチームを組織し、相互に検討を進めるとしている。
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