この1年の間に、3Dの仮想世界「Second Life」はメディアの関心を集め、CNET News.comでもたくさんの記事が掲載されている。今回はその仮想世界をすばらしいパロディにしたサイトが登場した。
Second Lifeに批判的な見方をする人たちは、Second Lifeやオンラインゲーム、仮想世界の問題点は、現実世界からユーザーを吸い寄せ、現実から遠ざけてしまうことだと述べたがる。
そこで登場したのが、「Get A First Life」だ。これは、Darren Barefoot氏によるパロディで、Second Lifeのウェブページを絶妙に模倣したサイトだ。
たとえば、SecondLife.comでは「total residents」(全住人数)が本稿執筆現時点で282万8560人となっているが、GetAFirstLife.comでは「total residents」は65億人以上となっている。
また、SecondLife.comでは、左に大きなオレンジの囲みで「Join Now, membership is free(いますぐ参加しよう。メンバーシップは無料)」とあるが、GetAFirstLife.comでも、同じく大きなオレンジの囲みで「Go outside, membership is free(いますぐ外にでよう。メンバーシップは無料)」とある。
GetAFirstLife.comは、SecondLife.comの有名なセックスコミュニティーもパロディにしている。このコミュニティーでは、ユーザーはデジタル性器を購入し、カスタムアニメーションを使ってセックスのシュミレーションが行えるが、GetAFirstLife.comは「自分の性器を使ってセックスしよう」と勧めている。
さらには、SecondLife.comが「Your world. Your imagination(あなたの世界、あなたの創造力)」と宣伝文句にしているところを、GetAFirstLife.comでは「Your world. Sorry about that(あなたの世界。残念なことだが)」ともじり、現実世界では少し残念なことも起こりうることをわれわれに想起させている。
このパロディは起こるべくして起こったものだ。だが、Barefoot氏によると、Second LifeのパブリッシャーであるLinden Labは、訴える代わりに、Barefoot氏のジョークに「結構なできだ」という通知を送ったという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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