アプリックスはクワトロメディアとの合弁会社として、「アプリックス・ソリューションズ」を2月5日に設立する。代表取締役社長には、現アプリックス代表取締役社長の関野正明氏が就任する。
現在の携帯電話市場では、膨大なミドルウェアを搭載することで多機能化を実現している。その一方で大きな課題となっているのが、これらのソフトウェア部品を一製品としてまとめ上げるための膨大な開発工数だ。この課題を解決するには、様々なミドルウェアの活用を容易にするミドルウェアフレームワークを用いることだと、アプリックスでは考えている。携帯電話向け統合ソフトウェアソリューションに、様々なサードパーティ製のミドルウェアやアプリケーションの追加を行うことで、製品の多様化が可能となるという。
今回の新会社、ミドルウェアやアプリケーションの調達を主業務とする。ミドルウェアフレームワーク事業を推進するアプリックスと、携帯電話向けソフトウェアの調達・サポートを展開するクワトロメディアが提携することで両社の強みが生かせると見ているようだ。
資本金は7500万円。両社の出資比率はアプリックスが67%、クワトロメディアが33%となる。アプリックスでは、平成19年12月期の連結業績への影響として、売上高で約1億円を見込んでいる。
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