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「Second Life」に新しい動き--リンデンラボ、閲覧用ソフトウェアをオープンソース化 - (page 2)

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:DNAメディア2007年01月18日 21時47分
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 しかしOndrejka氏は、金もうけのアイデアは「次から次に」浮かんでいると語る。「ホスティングとは別にWebでもうける方法は、ドメイン登録、検索、サービスなど、いくらでもある」(Ondrejka氏)

 Linden LabのViewerソフトウェアは、「GNU General Public License(GPL)」に基づき公開されている。このライセンスは、Linuxカーネル、ファイルサーバソフトウェア「Samba」、データベース「MySQL」をはじめとする、何千ものプロジェクトに適用されている。GPLでは、プログラムの基礎となるソースコードを誰でも表示、改変、配布できる代わりに、改変したソフトウェアを配布する場合は、改変部分を公開しなければならない、と規定されている。

 Linden Labによると、Viewerソフトウェアの公式バージョンは今後も同社が管理し、外部の開発貢献をすべて念入りに審査するとのことだ。また、コードを提出するプログラマーには、いわゆる貢献合意書(Contributor Agreement:CA)への署名を求める。

 貢献合意書に署名したプログラマーは、Linden Labに共同著作権を供与するとともに、Linden Labおよびそのコードを入手する人物すべてに対し、コードの使用に関する特許権を供与することに同意したものとされる。Linden Labが著作権を所有するため、同社は必要に応じてライセンスの条件を変更できる。

 ライセンスの変更は非常に現実的な問題だ。Ondrejka氏によれば、MySQLやLinuxカーネルと同様、Second Life Viewerのライセンス供与に効力を持つのはGPLv2だけとされている。すなわち、GPLv3への移行はLinden Labが再度明示的に決定する必要があるのだ。3月に完成期限を迎える予定のGPLv3については、現在もオープンソースコミュニティで議論が続けられている。

 ライセンスの選択について、「あれは保守的とも言える決断だったが、将来に向けて最大のオプションを与えてくれるものだと考えている」とOndrejka氏は語った。「GPLは、将来的な選択肢が最も多い、さまざまな点で、極めて純粋なオープンソースライセンスだ。今後、今以上に制約の少ないオープンソースライセンスを認める可能性もあるだろう。BSDのような制約の緩いライセンスを最初に採用するよりも、当初は制約を強く、後から緩めていく方が管理しやすい」(同氏)

 Linden Labのオープンソース化への動きは、同社のブログによれば「歓迎すべき宿命(embracing the inevitable)」だという。Netscapeが自社のWebブラウザをオープンソース化する決定を下したとき、同社はもう後がない状況だったかもしれない。だが、ブログのエントリには「当社はがけっぷちにはいないし、この宿命を心から歓迎している」という言葉がある。

 もっとも、オープンソースのビューアソフトウェアは、Linden Labの選択に関係なく現実化され始めていた。例えば「libsecondlife」と呼ばれるプロジェクトは、以前からSecond Life ViewerとSecond Lifeサーバの通信を制御するプロトコルの解明に取り組んでいた。

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