カリフォルニア州当局の発表によると、携帯電話がポケットの中で発火し、カリフォルニア在住の男性が体の半分におよぶ深刻なやけどを負うという事件が米国時間1月13日に発生したという。
北カリフォルニアのバレーオにある消防署で捜査主任および広報担当を務めるWilliam Tweedy氏によると、Luis Picasoさん(59歳)は、ポケットの中で携帯電話が発火し、それが着用していたポリエステル混紡のズボンやナイロン製のシャツ、ウインドブレーカーに火が移り、2度〜3度の重症度のやけどを負ったのだと説明する。Picasoさんはカリフォルニア大学デービスメディカルセンターに搬送され、現在の容体は安定しているという。
自動消火装置が作動したことで出動した消防隊は、13日の日付が代わるちょっと前にバレーオにあるアパートTravelers Hotelに到着した。出火現場に到着した消防隊員らは、Picasoさんが浴室で床に倒れているのを発見した。Tweedy氏によると、彼が座っていたリビングルームのいすはまだ燃えていたという。
Picasoさんがズボンの右ポケットに入れていた携帯電話が出火原因だと見られている。Tweedy氏は、携帯電話は火事の多くの要因のうちの1つだと述べる。同氏によると、火事が発生した時、Picasoさんは酔っぱらっていたという。Tweedy氏は、携帯電話のボタンが長時間押されたままだった可能性があると述べ、それが原因で携帯電話がオーバーヒートを起こし、Picasoさんのズボンの中で発火したのだと推測している。
バレーオ消防署は、発火した携帯電話のブランド名を明らかにしていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス