松下電器産業は1月17日、モバイルノートPCレッツノートの新モデルを発表した。R6、T5、W5、Y5シリーズのすべてのモデルにインテル Core Duoを搭載したほか、Windows Vista Businessを搭載する。
10.4型のコンパクトモバイルノートR6シリーズがフルモデルチェンジした。重さが999gから930gに軽量化されたほか、Yシリーズと同様にキーボードが全面防滴となった。また、オフィスで電源ケーブルに足をひっかけたことを想定し、HDDに耐衝撃性能を強化した「新ダンパー」を開発。物理的に衝撃を吸収することで、机の上相当にあたる76cmからの底面方向落下試験をクリアしたとしている。
発売時期は、1月30日から順次発売で、R6シリーズのみ3月8日発売。価格は、店頭価格モデルでRシリーズが20万円弱、Tシリーズが21万円半ば、Wシリーズが24万半ば、Yシリーズが26万円半ばという。
レッツノートの誕生当初から、軽量・長時間・頑丈(タフ)なビジネス向けモバイルPCに力を入れてきた松下。2006年のモバイルPCシェアは22%(2005年19%)、2007年はさらなるアップを見込む。
パナソニックAVCネットワークス社 ITプロダクツ事業部 事業部長の高木俊幸氏は、「スタンダードなPCを必要とするいわゆるホワイトカラーに対するIT化は一巡している。現場でのIT化はまだ始まったばかりで、フィールドモバイルは拡大するだろう」と話す。法人向けPCとして、レッツノートのほか、よりタフ機能を強化したノートPC「タフブック」があるが、これらは共通に使える技術が多いという。相互のコア技術や経験をベースに、さらなる性能アップを図る方針だ。
なお、同社のウェブサイト「マイレッツ倶楽部」では、オリジナルカラーの天板が選択できるほか、メモリ増設キャンペーンを開催中だ。各モデル1000名に、+512Mバイトメモリを無償で増設するなどの特典がある。
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