KDDI、26万色QVGA有機ELモデルなど「CDMA 1X WIN」新ラインナップ発表

　KDDIと沖縄セルラーは1月16日、auの第3世代携帯電話「CDMA 1X WIN」の新ラインナップ10機種を発表した。1月下旬より順次発売を開始する。

　今回発表されたのは、メインディスプレイに世界初の26万色QVGA有機ELを採用した「MEDIA SKIN」をはじめ、高画質にこだわった7モデルの「ワンセグ」対応モデルを筆頭に、薄さ13mmのコンパクトモデルや3.0インチのワイドVGA液晶搭載モデル、デジタルラジオ「EZ・FM」対応モデル、音楽配信サービス「LISMO」のビデオクリップ対応モデルなど、幅広いニーズで選べる10機種。全機種共通の特徴として、多彩なデザインを用意したほか、「EZチャンネルプラス」への対応、圧縮オーディオフォーマットの低域や高域の周波数成分を補完する「DBEX」機能の搭載、ソニー製の高音質イヤホンが付属する。

　MEDIA SKINは、「au design project」第6弾となるモデルで、デザイナーの吉岡徳仁氏が手がけた、京セラ製の端末だ。表面処理と特別な塗料で2種類の異なる触感を実現している。さらに、世界初の26万色QVGA有機ELメインディスプレイを採用しているのも大きな特徴。高コントラストで高い色再現性を誇る上に広視野角で、さらに高い耐久性と美しい透明感を両立した「強化ガラス」が採用されている。また、ワンセグ視聴中に届いた電子メールの閲覧や返信、メール作成中のスケジュール確認など各機能を簡単に切り替えられる「タスク切替機能」も搭載する。カラーはオレンジ、ブラック、ホワイトの3種類だ。

　「W52T」は、3.0インチワイドVGA液晶を搭載した東芝製端末だ。スライドを閉じた横向きの「スライドワイドビュースタイル」で、ワンセグやデジタルラジオ、LISMOのビデオクリップなどを快適に楽しむことができる。また、1Gバイトのメモリを搭載しており、ワンセグで約5時間、EZ「着うたフル」で約650曲の保存が可能だ。さらに、ワンセグやLISMO、デジタルラジオ「EZ・FM」をワイヤレスで音声出力できるBluetooth機能も搭載。そのほか、TV出力が可能な「VGAムービー」、ワイドVGA対応の「PCサイトビューアー」、手ブレ防止機能付き324万画素オートフォーカスカメラ、「EZ FeliCa」対応といった特徴もある。カラーはブラック、パープル、カッパーの3種類だ。

　シャープ製の“AQUOSケータイ”「W51SH」は、ワンセグ出力機能やデジタルラジオに対応した3.0インチワイド液晶搭載モデル。映像を鮮やかに表示する「SVエンジン」や「6色カラーフィルタ」による高画質に加え、画面の明るさを自動調整する「明るさセンサー」、覗き見を防止する「プライベートフィルタ」を搭載している。また、開いた状態で画面を横向きにでき、チャンネル操作や持ちやすさも考慮した「サイクロイドスタイル」を採用。PCサイトビューアーやカメラでの撮影、写真やムービーの閲覧、LISMOのビデオクリップなども横画面表示に対応している。そのほか、TV出力やmicroSDへの録画予約、画面を回転させることでワンセグやデジタルラジオを起動できる「クイック起動」、ワンセグ視聴中でも機能を切り替えてメールの閲覧や返信ができる「Task bar」なども採用している。カラーはオーシャンブルー、スターリーシルバー、オーロラピンクの3種類だ。

　カシオ計算機製の「W51CA」は、170度の広視野角に加えて、視野角による色やコントラスト変化が少ないIPS液晶を搭載。数々の高画質エンジンにより、ハイクオリティな画質でワンセグを楽しむことができる。業界最長となる約5時間30分のワンセグ連続視聴、microSDへの録画予約機能なども特徴だ。デザイン面では、2.6インチワイドQVGA液晶や2軸ヒンジ構造、サブディスプレイを搭載しながら22mmの薄さを実現した。カラーはブルームピンク、カシミアホワイト、サテンダークの3種類となっている。

　「W51SA」は、広視野角かつ高画質の2.6インチQVGA液晶を搭載した、スライドスタイルの三洋電機製端末だ。約1Gバイトの大容量メモリを搭載しており、ワンセグで約5時間、EZ「着うたフル」で約650曲が保存可能だ。また、LISMOのビデオクリップを高音質で楽しめるDBEX機能や、FMチューナー搭載のミニコンポやカーステレオなどへ音楽を送信できるFMトランスミッター機能も搭載している。カラーはグラスグリーン、アイボリーホワイト、モダンブラックの3種類だ。

左からMEDIA SKIN、W52T、W51SH、W51CA、W51SA