「Windows歴代の中で業界に与える影響は最大」--Vista発売に向けて鼻息の荒いMS

藤本京子(編集部)2007年01月15日 19時13分

 マイクロソフトは1月15日、今月30日に一般発売を開始する「Microsoft Windows Vista」および「2007 Microsoft Office system」についての施策やPCメーカーなどとの連携について説明会を開催した。

 マイクロソフトがWindows製品とOffice製品を同時に発表するのは、1995年以来のこととなる。この一大イベントを目前にして、マイクロソフト 代表執行役社長のDarren Huston氏は「1995年の発表は、それまでビジネスやハイエンドユーザーにしか使われていなかったPCが一般に浸透するきっかけとなった。今回のVistaとOfficeは、PCをよりシンプルでパワフルにし、PCでメールとインターネットしか使っていなかった人のPC体験の幅を広げるものとなる。1995年以上のインパクトを業界に与えるだろう」と述べた。

Huston氏 VistaとOfficeのパッケージを披露するマイクロソフト 代表執行役社長のHuston氏

 既に15日現在で、主要PCメーカー18社がWindows Vista搭載PCの新製品合計247機種を30日以降に順次発売するとしている。説明会には、ソニー、デル、東芝、NECパーソナルプロダクツ、日本ヒューレット・パッカード、日立製作所、富士通、レノボ・ジャパンの代表者も登場し、VistaとOffice製品に対する期待を述べた。

 マイクロソフト Windows本部 本部長のJay Jamison氏は、VistaでPCの価値をわかりやすく説明するため、Vistaのスローガンが「新世代プレミアム」であることを強調した。また、今後マイクロソフトがVistaとOfficeの発売開始に向けて展開する各種キャンペーンや情報提供施策について説明した。

 すでに全国家電量販店約70店舗では、VistaやOfficeのデモなどを展開しているが、1月16日からは、東京都港区に最新のデジタルライフが体験できる「Microsoft Digital Life Mansion」を開設、報道関係者向けに公開する。また、1月27日と28日には、東京都の表参道ヒルズにて「Windows Vista / 2007 Office system 新世代プレミアムフェスタ 〜表参道ヒルズ スペシャルイベント〜」を実施、一般ユーザーにVistaとOfficeを体験してもらうほか、現在のPCからVistaへの移行に関する相談にマイクロソフト社員が対応する。

 ほかにも、Vistaへの移行に関しては、現在利用中のWindows XP搭載PCがVistaに適しているかどうかを診断するツール「Windows Vista Upgrade Advisor 日本語版」を1月30日より提供する。また、既存アプリケーションや周辺機器の互換性を確認するための「Windows Vista互換性情報サイト」は、すでに2006年11月24日より公開しているが、1月15日より同サイトの検索機能を強化した。互換性についてJamison氏は、「VistaはWindowsのバージョンの中でこれまでのどの製品より互換性が高い」と説明する。

 1月30日の発売時には、3つのキャンペーンを展開する。その1つは「Windows Vista Cinema de Premiumキャンペーン」で、Vistaのパッケージ製品およびVista搭載PCの購入者先着10万名に対し、CinemaNow Japanの提供するオンデマンド映像配信サービスにて、サービス登録から1カ月間映画などを見放題とする。また、VistaとOfficeの同時発売を記念して、両製品のパッケージおよびプレインストールPCの購入者を対象に、プレミアムデジタルライフグッズを抽選で100名にプレゼントする。このほかにも、「30日にはミステリーキャンペーンを展開する予定だ」とJamison氏。

 社長のHuston氏は、「これまでWPC Tokyoなどのイベントを通じて実際にVistaを体験してもらう機会を設けてきたが、体験者アンケートでは実際にさわってみると購入意欲が倍増したという結果も出ている。30日以降は皆がこの新しいPC体験を実感できる」と話した。

PCメーカー 会場には、各PCメーカーが発売する予定の新製品が展示されていた

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