子どもの居場所だけでなく移動経路も分かる--KDDIのジュニアケータイ

永井美智子(編集部)2007年01月10日 17時07分

 KDDI、沖縄セルラーは1月10日、子どもの居場所だけでなく、移動した経路も把握できるサービス「移動経路通知」を発表した。1月下旬以降に発売される子ども向けの端末「ジュニアケータイ A5525SA」「Sweets cute」で利用できる。

 移動経路通知サービスは、端末に内蔵した防犯ブザーを子どもが鳴らしたときや、その端末の電源が切られたときに、その後の端末の移動経路を地図上で確認できるというもの。あらかじめ指定した親の端末から特定の文字列を含むメールを送信した場合も、移動経路通知を開始する。子どもの位置情報は携帯電話とPCのどちらからでも確認可能だ。

  位置情報は1分おきの居場所を最長2時間計測する。地図上の情報更新は5分ごととなる。地図のURLはあらかじめ指定した端末にメールで送信され、情報は3日間保存される。

  また、ジュニアケータイ A5525SAとSweets cuteでは、移動経路の通知と同時に自動的に写真を撮影したり、あらかじめ指定した端末に電話を発信したりする機能も搭載する。これにより、端末の電源が切られたときの状況などがよりわかりやすくなるという。

 このほか、これまで提供されていた、子どもの居場所を確認できる「安心ナビ」サービスにおいて、新たに設定した時間帯に自動で相手の位置を確認できる機能や、PCからも居場所を確認できる機能が追加された。PCから居場所を見る場合、月額315円の利用料金がかかる。

 ジュニアケータイ A5525SAは小学校低学年をターゲットとしており、水がかかっても壊れない生活防水仕様になっている点が特徴だ。また、Sweets cuteは、お菓子やフルーツをモチーフにデザインされたSweetsシリーズの最新型で、英和、和英、国語辞典などの辞書機能が搭載されている。こちらは小学校高学年から中学生までをターゲットとしている。

 このほか、操作が簡単なように文字を大きく表示したり、着信音や受話音量を大きくできる「A5523T」も発表された。いずれも端末の市場想定価格は1万円前後としている。

移動経路通知機能 移動経路通知サービスを使うと、子どもがどこを移動したかを地図上で把握できる

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