仮想世界「Second Life」は、ここ数カ月メディアの関心を集めたことと、Fortune 500企業の進出が相次いだこともあり、わずか8週間で新たに100万人のユーザーを獲得し、登録ユーザー数は200万人に達した。Second Lifeの登録ユーザー数が100万人に達するまでには、サービス開始から3年以上の月日を要した。
米国時間12月14日、Second Lifeのホームページでは、登録アカウント数が初めて200万人を達したことを報告した。現在、その数は200万1551人となっている。
もちろん、200万という数字は実働ユーザー数を示しているわけではない。Second Lifeへの参加は無料であることから、ここ数カ月の間にサインアップしたユーザーの中には、試しに参加したが継続的には利用していないという人も多い(土地を所有する場合に必要となるプレミアムアカウントの登録は有料)。
実際にどれだけのSecond Lifeユーザーがログインしているのかは把握しにくい。予想では20万〜60万人といわれており、Second LifeのパブリッシャーであるLinden Labは、過去60日間にログインしたユーザー数を定期的にアップデートしている。12月14日現在、この数は80万9960人となっている。
また、登録ユーザー数が100万人に達成するのに要した年月を考慮すると、200万人という記録は確かに注目に値するものの、700万人がオンラインゲーム「World of Warcraft」に毎月15ドルを支払ってプレイしていることと比較すると、この数字のインパクトも薄れてしまう。
それでも、Second Lifeの登録ユーザー数が2カ月で倍増したのは事実であり、今後も新しい企業と好奇心旺盛なユーザーの関心を引き付けることになりそうだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」