任天堂は12月15日、携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」と「ニンテンドーDS Lite」に同梱される専用ACアダプタの一部に不良品があったと発表した。累計販売数約1300万台のうち約20万台が対象で、故障が発生したり、故障状態で使用し続けると過熱による損傷や発煙する可能性があるとしている。
同社では専用の対応窓口を設け、対象品の無償交換を実施する。
対象となるのは長野日本無線から供給を受けた専用ACアダプタ。対象は国内のみで、欧米での出荷商品は対象外となる。
生産工程に一部不具合があったことが不良の原因。任天堂広報によると、「すでに原因は特定できており、改善と再発防止に努めている」という。
問題が発覚したのは2006年10月。製造工程における検査段階で、外部樹脂が損傷している商品が1個見つかったことで分かった。その後、11月末まで修理品を検査したところ、同じ原因による故障品が9個見つかったことから、今回の無償交換を実施することになった。
対象品の出荷時期はニンテンドーDSが2006年1〜6月、ニンテンドーDS Liteが2006年7〜10月としている。
購入者からの苦情については「1件もない」(広報)としている。
専用の窓口はフリーダイヤル(携帯・PHSでも利用可)で0120-210-557。
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