Adobe Systemsは米国時間12月15日、写真編集アプリケーション「Photoshop CS3」のベータ版をリリースする。これはIntel Macでもネイティブ動作するアップデート版である。
Adobeは14日、同ソフトウェアはAdobe Labsから提供されると発表した。Photoshop CS3ベータ版にアクセスするためには、「Photoshop CS2」や「Creative Suite 2」などのAdobe製品のシリアルナンバーが必要となる。
Adobeによると、Photoshop CS3の正式版は2007年春リリース予定であるという。
同ベータ版は「Windows XP」「Windows Vista」で動作するほか、Mac版はユニバーサルバイナリ形式で提供されるため、IntelプロセッサやPowerPCを搭載したMacにも対応する。
このベータ版には、ファイル管理のためのアプリケーション「Adobe Bridge」への初期アップグレードが含まれる。また、モバイル機器向けのコンテンツを作成するための新しいツール「Adobe Device Central」も含まれている。
AdobeのCreative Solutionsビジネスユニット担当シニアバイスプレジデントであるJohn Loiacono氏は、「正式版にはさらに新しい機能が追加される予定だが、ベータ版を使用すれば、最新のハードウェアとOS上でネイティブに動作するよう作成されている新版Photoshopの威力に、早い段階から触れるができる」と述べた。
これとは別にAdobeは、ウェブデザイナーがCSS(Cascading Style Sheet)の問題をデバッグするのを支援するウェブサイト「CSS Advisor」を15日に開始すると述べた。同社はまた、AjaxベースのWebアプリケーションを開発するためのツールキット「Spry framework for Ajax 1.5」のベータ版もリリースする予定である。
デザイナー向けのSpry frameworkにはウィジェットやサンプルコードも含まれ、アニメーションなどの一般的なユーザーインターフェースエレメントを迅速に作成するためのツールである。
Spryはウェブオーサリングツールである「Dreamweaver」の2007年春の次期メジャーリリースに含まれる予定だと、AdobeのDreamweaver担当プロジェクトマネージャーKenneth Berger氏は述べた。
Dreamweaverの次期メジャーリリースには、CSS Advisorへのリンクも含まれる予定。同ウェブサイトは、特にクロスブラウザ対応など、よくある問題について情報を得たり共有したりするために利用することができる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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