米Interlink Electronicsは、任天堂の米国法人であるNintendo of Americaが家庭用ゲーム機「Wii」のリモコンでInterlinkの特許を侵害しているとして、同社を提訴した。
Interlinkはロサンゼルスに拠点を置くリモコンと電子署名技術の専門企業だ。Interlinkは米国時間12月4日、任天堂の「Wii Remote(Wiiリモコン)」が、同社の「Trigger Operated Electronic Device(トリガー操作による電子装置)」の特許(米国特許番号6850221号)を侵害しているとして、デラウェアの連邦地方裁判所に提訴した。Interlinkは、任天堂がWii Remoteを販売したことにより、得られるはずだった利益と特許権使用料を失ったと主張している。
任天堂のWiiは11月19日、米国国内で鳴り物入りで発売されたが、そのWii Remoteについては賛否両論がある。プレーヤーは同リモコンを使用することにより、体を使ったゲーム操作が可能になる。例えば、野球ゲームでリモコンをバットのように振ったり、シューティングゲームでは銃のように使用したりすることが可能だ。
これまでは、Wii Remoteをめぐる論議といえば、さまざまな物を破壊するケースが多発しているという話題が中心だった。しかし、訴訟を起こされた今、任天堂は、Wii Remoteが招いたさまざまなトラブル映像がビデオ共有サイトYouTube上で公開されている問題よりもはるかに深刻な問題に直面する可能性がある。
この件について、Interlinkと任天堂のどちらからもコメントを得られなかった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したも のです。海外CNET Networksの記事へ
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