Intelは米国時間12月11日、新しい4コアXeonサーバプロセッサを発表した。この2GHzモデルは、当初2月に投入が予定されていた。
「Quad-Core Xeon 5335」はミッドレンジモデルで、最大消費電力は80Wとなっている。予定が前倒しとなったのは、新年に向けてラインアップの充実を図りたかったサーバメーカー各社の要望によるものだと、Intelの広報担当Erica Fields氏は語っている。4コアの「Clovertown」ファミリーは、11月にも数モデルが発表されていた。
「Dell、富士通、Hewlett-Packard(HP)、日立、IBM、NEC、Rackable、Silicon Graphicsなど、ほぼすべての主要OEM各社が、同チップを搭載したサーバを発売することになる」とFields氏は語っている。
同チップの価格は、1000個出荷時で690ドルとなっている。これは、各パーツとの接続に同じ1333MHzフロントサイドバスを採用する1172ドルの2.66GHz版や851ドルの2.33GHz版よりも低く抑えられている。ただし、1066MHzのフロントサイドバスを採用する1.86GHzおよび1.6GHzの両モデルよりは高い設定となっている。
Intelの4コアプロセッサは、2つのデュアルコアXeon 5100「Woodcrest」チップを1つのパッケージに収めた形になっている。一方、Intelに先駆け2005年にデュアルコアサーバを投入しているライバルチップメーカーのAdvanced Micro Devices(AMD)では、同社初の4コア「Barcelona」チップを2007年にリリースする。IntelのXeonと異なり、AMDのプロセッサは4つのコアすべてを1枚のシリコンに収める。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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