ACCESS子会社、米パームに「Palm OS Garnet」の永続的ライセンスを供与

ニューズフロント2006年12月08日 19時10分

 ACCESSは12月7日、米国子会社であるACCESS Systems Americas(ASA)がPDA/スマートフォン向けOS「Palm OS Garnet」の永続的な非独占的ライセンスを米Palmに提供すると発表した。ASAとPalmはすでにライセンス契約を締結している。

 ASAとPalmは、既存の特許ライセンスの拡張についても合意した。今回の契約締結により、PalmはASAに対し合計4400万ドルを支払う。

 Palm OS Garnetは、PDA/スマートフォン向けOSを手がけていた米PalmSourceのソフト。ACCESSが2005年にPalmSourceを買収して100%子会社化したため、使用権などはACCESSグループが持っている。

 この契約により、Palmは自社のスマートフォンや携帯情報端末などで利用する場合に、Palm OS Garnetのコード変更が可能となる。他社と共同開発する製品に同OSを利用する権利も得た。

 ASAとPalmは、Palm OS Garnet用アプリケーションの互換性確保に向け、今後も検証作業で協力することも合意した。

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