マイクロソフト、難民の子供たちを支援するブログ開設

島田昇(編集部)2006年12月05日 23時13分

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)とマイクロソフトは12月5日、難民の子供たちを支援するプロジェクトの公式ブログを開設したと発表した。ネット広告などを活用して同プロジェクトの認知度向上を目指す。

 難民の子供たちを支援するプロジェクトは「ninemillion.org」。2006年6月20日にUNHCRと米Microsoftおよび米Nike、NGOのRight to Play――の4社が開始したもの。約2100万人の難民のうち900万人が子供であるという現状を受け、明るい未来を描くための教育や娯楽の機会を提供することに、中核的思想を据えている。

画像の説明 マイクロソフト社長のDarren Huston氏(左)、国連難民高等弁務官のAntónio Guterres氏

 公式ブログ「ninemillion サポーターズスペース」の立ち上げに伴い、同プロジェクトは国内でも本格展開することになる。マイクロソフトは2007年初旬をメドに、グループのサイト上でネット広告展開し、認知度向上や募金誘導を狙う。共同展開するナイキジャパンはサッカー選手を活用したコンテンツ提供などを行う。

 会見で高等弁務官のGuterres氏は「マイクロソフトはCSRのパイオニア」と賞賛し、Huston氏は「社員が情熱を持って取り組んでいる」とプロジェクト参加の意義を強調した。

 プロジェクトによって得た募金はUNHCRによって、難民の子供たちに向けた教育プログラムの実施に充当されるという。

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