AT&Tは米国時間11月30日、同社IPTVサービス「AT&T U-verse」をヒューストンで開始したと発表した。
同市は、U-verseサービスが利用できる2つめの都市となる。AT&Tは2006年6月にサンアントニオでこのサービスを発足させている。同社は、2006年末までにU-verseを15〜20都市に拡大する計画だと公式に発表している。
AT&TとVerizon Communicationsは、ケーブル事業者に対する競争力強化に向けてよりよいサービスを提供するため、光ファイバケーブルネットワークへのアップグレードに何十億ドルもの投資をしてきた。Comcast、Time Warner、Cablevisionなどのケーブル会社は、ブロードバンド、ビデオ、電話の3つのサービスを組み合わせたトリプルプレイと呼ばれるサービスセットを提供している。
ケーブル事業者は、電話会社の既存顧客の獲得を目指して、これらのサービスセットを割引価格で提供している。ケーブル会社の過去数四半期では、記録的な加入者数の増加が報告されていることから、今までのところこの戦略はうまくいっているといえる。
現在AT&Tは、高速インターネットとテレビという2つのサービスだけをセットにして提供している。U-verseパッケージの価格は月44ドルからで、選択する番組やインターネットパッケージの速度によって、最高で月129ドルのパッケージまである。AT&Tの広報担当者は、今後VoIPをサービスパッケージに追加する予定であると述べた。
ヒューストンのAT&T U-verse加入者には、サンアントニオの加入者と同一のサービスが提供される。サービスには、25以上もの高解像度テレビチャネルの視聴、加入者が「AT&T Yahoo Internet」アカウントにより録画を予約することができるデジタルビデオレコーダーへのウェブを介したリモートアクセス、各自のDVRに1度に最大4番組まで録画する機能などが含まれる。
AT&TのU-verseサービスはヒューストンの一部の地域でのみ利用可能だが、AT&Tは利用可能地域を徐々に拡大していく計画だと述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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