デジタルプレイヤー人気が高まるにつれ、プレイヤーをどのように聴くかに、ユーザーの興味の対象は変化しつつある。特に最近では通勤、通学時でも音楽を快適に楽しみたいというニーズが高まっており、周囲の騒音を減らす「ノイズキャンセル」というジャンルのヘッドフォンが人気だ。
現在は4000円程度のタイプから5万円程の高価なモデルまで様々なタイプのノイズキャンセルヘッドフォンが発表、発売されている。
ここ数カ月の間でも、このコーナーで紹介したソニーの「MDR-NC22」やビクターの「HP-NC80」、ヘッドフォン市場への参入を始めたマクセルの「HP-NC22」を初め、スピーカーの老舗ブランドであるJBLの「Reference 510」まで、ノイズキャンセルヘッドフォンの発表が相次いでいる。
今回紹介するのは、パイオニアが12月中旬に発売する「SE-MJ7NS」。同社のヘッドフォン製品は、DJ用のモニタリング用やワイヤレスサラウンドタイプが人気だが、今回は初となるノイズキャンセルタイプとなる。
ノイズキャンセルヘッドフォンの中にはヘッドフォン本体とユニット部が別体になっているモデルがある。しかしそれらのモデルはリモコンがひとつ増えたような感じで、満員電車やかばんの中などで邪魔になることも……。その点パイオニアの「SE-MJ7NS」は、本体にユニットが内蔵されているのではシンプルに扱える。
ノイズキャンセルの切り替えスイッチ、音量調節のツマミは左ハウジング部の下部に設置されている。電車内で車内アナウンスを聞きたい時などはこのツマミを下げるだけで通常モードへと切り替わる。
ただケーブルの長さは1.5mとかなり長めだ。実際に試聴した際には、自転車で通勤する時にケーブルが膝に引っかかってしまったことが何度かあった。気になる方は、ケーブルを巻き付け、長さを調整する留め具などで対策をした方がいいだろう。
持ち運びに関してはよく考えられている。頭を抑える部分の中央部を曲げ、ハウジング部を回転させれば手の平サイズの大きさまで折り畳むことができる。「オーバーヘッドタイプは音が良いが、かさばってしまうのがどうしても……」いう方にも安心の設計だ。
電源には単4電池を2本使用しており、ハウジング部の側面に収納されている。もし電池が切れてしまっても通常のヘッドフォンとしての使い方もできるので安心だ。また重量バランスもよくとれており、片側が重いということはない。
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