サイボウズ、松山市に情報通信系技術者を育成する「開発拠点」を開設

 サイボウズ(青野慶久社長)は11月15日、愛媛県(加戸守行知事)と松山市(中村時広市長)、愛媛大学(小松正幸学長)と連携し、愛媛県での情報通信系技術者の育成と採用の強化支援を行う「開発拠点」を松山市に開設すると発表した。

 「開発拠点」は、松山市産業集積施設「Biz Port(ビズポート)」に08年4月に開設。サイボウズが持つウェブアプリケーション開発生産ノウハウなどを教える。

 愛媛県、松山市、サイボウズが協力し、UターンやIターンによる情報通信系技術者の流入を促進し、同開発拠点に優秀な人材を集める。開設時には10人を採用する予定で、5年後には50人体制に規模を拡大し、地域経済や市民生活の向上を目指す。

 また、愛媛大学との連携では、共同研究や専門技術者による講演会の実施、開発拠点へのインターンシップなどを行い、産・学間の研究面での交流を深め、優秀な技術者の育成を目指す。こうした試みを通じて高品質・低価格なソフトを短納期で生み出す開発拠点を作り、松山市を「ソフトウェア開発の町」にすることを目指す。

 サイボウズは、1997年に松山市で設立。主力製品のウェブ型グループウェア「サイボウズ Office」と「サイボウズガルーン」は、現在では2万4000社を超える企業、230万のユーザーに利用され、国内トップレベルのシェアを占めるまでに成長した。サイボウズでは、今回、創業地である松山に対し感謝の気持ちを込め、愛媛県の情報通信分野の活性化を支援することにした。

サイボウズ=http://cybozu.co.jp/
愛媛県=http://www.pref.ehime.jp/
松山市=http://www.city.matsuyama.ehime.jp/
愛媛大学=http://www.ehime-u.ac.jp/
「Biz Port」=http://www.vaa.jp/bizport.html

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