民主党候補有利のデフォルト設定:ソフトウェア業界では、デフォルト設定の重要性は昔から知られている。ニュージャージー州では、共和党員にデフォルト設定の重要性を知らしめる出来事が起こった。New York Times紙によると、投票所の投票機に表示された民主党のRobert Menendez氏の名前が、デフォルトで選択表示されていたという。そのため投票者は、手動でMenendez氏の名前の選択を解除してから共和党候補に投票しなければならなかった。共和党の弁護士は同紙に次のように語った。「何が原因かははっきりしないが・・・あまりに広範囲で発生しており、とても偶然とは考えられない」
初期設定が完全に間違っていたケース:Hartford Courant紙によると、コネチカット州のある投票所では、電子投票機の故障が原因でごく少数の投票(わずか28票)がカウントされないという。「(それらの投票は)無効票となった。というのも、ファーミントン通りの投票所に設置されていた2台の投票機には誤った候補者が登録されていたためだ」
投票所に投票機自体が全く届かなかったケース:不祥事を起こしたテキサス州選出の元共和党下院議員Tom DeLay氏が、めったに空くことのない議会の議席を明け渡した。しかし、Houston Chronicle紙によると、そのテキサス州の選挙区で「少なくとも4つの投票所に、誤った電子投票機が届けられていたのを選挙運動員が発見した。そのため、投票が延期され、すでに投じられた票の扱いについてははっきりしていない」
コオロギのように鳴く投票機:オハイオ州コロンバス近郊のある小学校で、5台の投票機のうち3台が故障した、とColumbus Dispatch紙が報じた。しかし、さらに傑作なのは、近くの高校で起きたトラブルに関するこの記述だ。「選挙運動員歴20年のベテランMargaret Park氏によると、4-B投票所の5台の投票機のうちの2台が作動しなかったという。故障した2台のうち1台はプリンターが故障した。そして、もう1台についてPark氏は、『この投票機は、コオロギが鳴くような故障音がする』と述べる」
人間は愚か:少なくとも一部の故障は比較的簡単に直せる。San Diego Union-Tribune紙によると、ある投票区の職員らが、コンピュータが作動しない原因が分からず困惑していたという。それを見た技術者は根気よく「投票機はコンセントにつなぐ必要がある」と説明した。「(職員らは)投票機をバッテリで作動させようとしていたのだ」
人間は怠惰:Oklahoman紙によると、オクラホマ州のある投票所では、選挙監視員の寝坊が原因で開場が遅れたという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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