マイクロソフトは11月2日、最新版ウェブブラウザの「Windows Internet Explorer 7 for Windows XP」(IE7)の日本語版を正式にリリースした。セキュリティの強化や「タブブラウザ」など使いやすさを向上させたもの。
IE7は同日より、マイクロソフトのIE7専用サイトからダウンロード提供を開始。米国ではすでに、10月19日から正式版がリリースされている。
セキュリティの強化では偽装URLへのアクセスを防ぐ「フィッシングフィルタ」、閲覧しているサイトの情報表示、ワンクリックでの閲覧履歴削除などができるようになった。
使いやすさの向上においては、ブラウザ上のタブで複数サイトを管理・閲覧できるタブブラウザのほか、複数サイトを縮小画像で一覧できる機能やサイズを自動調整する印刷機能、リアルタイムでお気に入りのサイトの情報更新を確認できるRSSリーダーを実装した。また、お気に入りの検索プロバイダを設定できる「Windows Search Guide」を新たに追加した
「Windows Search Guide」はアマゾンジャパン、NTTレゾナント、グーグル、楽天など国内15社と組み、各社のサービスを標準で搭載。それ以外についても自由なサービスを設定できる。
IE7日本語版は2007年4月をメドに、優先度の高い更新としてアップデートサイトに公開。自動更新機能経由での配布も開始する予定だ。
米国ではヤフーが同社バージョンのIE7を公開しており、国内においてもマイクロソフトから開発ソフトが提供され次第「公開する予定」(ヤフー広報)としている。
追記:マイクロソフト広報によると、IE7米国版のダウンロード件数は現段階で公開されていないという。国内における反響は下記のブロガーによるトラックバックに詳しいのでこちらをご参照下さい。
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