CinemaNow Japanは映画配信サイト「CinemaNow」において11月1日、動画のダウンロード販売を開始した。これまではレンタルのみの展開だったが、動画視聴がマルチデバイス化している環境に対応する。2007年春には動画をDVDに焼いて家庭用テレビでも視聴できるサービスを開始する。
同日サイトを刷新。ダウンロード販売のサービスを追加したほか、ソニー・ピクチャーズの作品を追加するなど作品数を400作品に拡充。また、短編作品の無料配信やSEO対策なども強化し、作品へのコメント機能追加などユーザーの使い勝手も見直した。
ダウンロード販売はアイドル作品240作品から開始。将来的には映画作品なども追加していく。デバイス間のコピーは3回まで可能で、30〜60分の作品を1作品525円で販売する。視聴が可能なデバイスはウィルコム、クリエイティブメディア、東芝などの携帯端末9機種からはじめ、PC向けにも順次対応する。
端末のパートナー企業は「利用者属性はビジネスマンの比率が高い。今後予定されている映画販売に期待したい」(ウィルコム)、「アキバ系の人などが動画を持ち運ぶ文化が広まれば、さまざまな可能性がある」(東芝)とコメントした。
家庭用テレビ視聴向けサービス「Burn to DVD」ではまず、アートポートと組んで映像作品約40作品の中から選定して提案。「現在はPCよりも家庭用テレビで家族と動画を楽しみたい需要が高い。実際に米国ではPC向けよりも5倍の販売需要があった事例もある」(CinemaNow Japan社長の間宮義文氏)ため、将来的には洋画・邦画作品にもタイトルラインアップを広げたい考えだ。
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