「X01HT」のサイズは縦112.5mm×横58mm×厚さ21.95mmと、携帯電話をひとまわりほど大きくした大きさ。すでに登場しているWindows Mobile搭載の W-ZERO3 よりも小さくなっている。その上、通信速度も早く、エリアも充実した3G(W-CDMA)携帯電話のネットワークを使うのだから軽快この上なく利用できる。
操作はWindwos Mobileそのものに、電話機の機能を追加したもの。過去にWindows CEや、pcket PCなどを使ったことのあるユーザーなら、問題なく使いこなすことができる。また、使ったことがなくても、PCのWindwosと同じ要領でさわっていけば、なんとかなってしまうのWindows Mobileのよいところだ。
ただし、W-ZERO3と比べて決定的に劣るのが液晶の解像度。X01HTは320×240ドットのQVGA。最近の標準的な携帯電話と同じである。それに比べてW-ZERO3は640×480ドットで、表示ドット数は実に4倍だ。X01HTではページを表示した際に、左右が狭められて表示するため、一般的なウェブサイトでは、表示が崩れたり、左右スクロールして見る必要がある。
また、使い方で通常の携帯電話機と違うのが、Windows Mobile上で発信などを操作すること。「電話」のプログラムは電話の発話ボタンの横のボタンを押すことで立ち上がる。電話番号はタッチパネルで押していく。この画面は縦型表示、横型表示と自動で切り替わり、キーボードをスライドさせることで、閉じたら縦、開いたら横の表示となる。
便利なのは、縦に持った場合の左上にはジョグダイヤルが備わっていること。ウェブブラウズ中など、これをカリカリ回すことで画面がスクロールする。電車の中などで、片手で本体を持ちながらでもスクロールできてしまう。
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