MicrosoftはIBMと提携し、増え続けるデータの管理で顧客を支援する電子メールアーカイブ製品を投入する。
IBMは、共同マーケティング契約の一環として、Windows Serverにアーカイブサービスをバンドルすることになる。
この製品は、IBMの電子メールアーカイブソリューション「CommonStore」、「System Storage Archive Manager」ソフトウェア、そしてディスクストレージシステム「System Storage」を中心に構成される。同製品は、電子メールを最適なフォーマットで格納できるよう組織を支援することを目指す。IBMは、ディスクとテープの両方をまたぐ多層ストレージシステムを提供することとなる。
調査会社IDCによると、企業が扱う電子メールの量は5年で4倍に達しており、2010年には電子メールアーカイブソリューションの売り上げが10億ドルに達する予想だという。
IBMによると、アーカイブに対する需要は主に、経営効率の追求、事業継続性、訴訟時の電子メールの回復に対するニーズから来ているという。
IBMのストレージ担当バイスプレジデントKristie Bell氏は、「この提携が、電子メールアーカイブ分野における両社のシェア拡大につながるはずだ」と語っている。
Bell氏は、「競合各社が提供する特定のソリューションと異なり、このソリューションでは顧客がほかのOS環境を追加して管理する必要がなく、Windowsプラットフォーム上に自社のアーカイブソリューションを導入できるようになる」と加えた。
IBMでは、自社の電子メールアーカイブソリューションとLotus Notesを既に統合済みである。
同社では、オープンソースOSとも同様の提携を結んだかどうかについては明らかにしていない。
MicrosoftとIBMのバンドル製品は、定価5万3000ドルからで2007年の第1四半期に発売される。IBMでは、今後ほかにも各種専門サービスを提供していく。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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