インフォコム(吉野隆社長)とテクノスルガ(鈴木敏夫社長)は、バイオサイエンス分野の一つ「健康関連市場」において新サービスの提供を視野に入れた共同開発契約を締結し、共同で有限責任事業組合(LLP)「フローラインフォマティクス有限責任事業組合」を設立した。
今回の共同開発契約は、インフォコムが持つ腸内細菌プロファイリング解析ソフトウェア技術と、テクノスルガが持つT-RFLPを用いたデータ解析技術を組み合わせることで、腸内細菌プロファイルと、疾病・生活習慣の関連性を明らかにし、特定の疾病へのなりやすさを判定するシステムの構築などを進めるのが目的。
また、事業化に向けた迅速な研究開発を推進するためには、2社のほか、大学研究機関、公的研究所、食品メーカー研究所などとの共同研究が不可欠のため、意思決定が迅速にでき、構成員課税などの制度を活用することでメリットが得られるLLPを設立することとした。
LLP の出資金は3400万円で、出資比率はインフォコムが58.8%、テクノスルガが41.2%。組合員である両社から、それぞれ職務執行者を1名を派遣する。存続期間は設立から2年間の予定。LLPでは、腸内などの細菌プロファイリングに関する解析についての研究やデータベース、判定システムの開発などの事業を行う。
インフォコム=http://www.infocom.co.jp/
テクノスルガ=http://www.tecsrg.co.jp/
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