本機のOSD(オンスクリーンディスプレイ)は、本体前面下部に設けられたボタンを使って操作することができる。OSDを使うと、2系統接続時の入力信号の切り替えや、コントラスト、明るさ、色温度などの変更を行うことが可能だ。操作メニューはわかりやすく整理されているうえ、日本語もサポートされているので、初心者でも簡単にディスプレイの表示画質を調節することができる。
このほか、本機ならではのユニークな機能として、スタンドの背面に装備された「ワンタッチ取り外しボタン」がある。これを使うと、ディスプレイの台座部分だけをワンタッチで取り外すことができる。そのため、設置が簡単に行えるだけでなく、ディスプレイを使用しないときはコンパクトに収納することが可能だ。実際、本機のパッケージは「本当にこの中に19インチ液晶が入っているの?」と驚くほどコンパクトにまとまっている。
外形寸法は448.2(W)×196(D)×377.5(H)mmで、本体重量は約4.5kg。ちなみに、この奥行きの196mmは台座を取り付けた場合の数値で、液晶部分はたったの59mmしかない。ベゼル幅も狭く、全体にムダのないデザインが印象的になっている。ボディカラーは黒(PTFBHF-19W)と白(PTFWHF-19W)の2色が用意されており、自室のインテリアに合わせて好きな色を選ぶことができる。
PTFBHF-19W/PTFWHF-19Wの魅力は、なんといってもその動画再生に適した高精細なワイド画面と高速な応答速度にある。パソコンの性能が上がるにしたがい、一般ユーザーが動画を扱うケースも珍しくなくなっているが、本機はそうした時代のニーズにマッチした製品だといえるだろう。また、スペックや搭載機能に対するコストパフォーマンスの高さも魅力のひとつ。その意味では、一般ユーザーだけでなく、費用対効果にシビアな企業やビジネスユーザーにも目を向けてもらいたい製品だといえる。
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