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地球上の情報をリアルタイムに連携--開発者が目指す「Google Earth」の未来像 - (page 3)

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競合への強みは網羅性

--いよいよ、マイクロソフトのWindows Live Localも日本でサービスを始める予定です。上空45度からの俯瞰地図など、いくつかの特長を備えているようですが、それと比べてGoogle Mapはどんな優位性をうたっていくのでしょう。

 Windows Live Localと地図の美しさで張り合っていく、ということはないでしょう。というのは日本にはすでに地図データがいくらでもあるからです。日本の交通事情は複雑です。ただし、そのおかげで、カーナビゲーションが発達し、地図データがたくさん作られています。

 我々が日本でサービスを展開しているのはマイクロソフトに勝つためではありません。日本にたくさん地図やカーナビ製品がある中、まだ日本で提供されていないことを見つけ、それを実践することです。日本には素晴らしい地図がありますが、我々はこれに航空写真を加え、Googleのウェブ検索データを統合しました。

 これに加えて、大都市だけでなく地方都市についての地図もちゃんと提供していること、特定の国だけでなく、世界中のデータを提供していることも強みでしょう。日本の情報を調べるために使っているGoogle Mapで、パリのお店の情報を調べたり、ハワイのレンタカーの状況を調べたりもできるのです。

 Google MapやEarthを使った多くの人がまず行うのが、自分の家探しです。現在、我々は全人類の3分の1の人々の家について高解像度データとして用意しています。これは21億件分のデータです。これを広げることも我々の目標の1つです。まだたったの3分の1と言われるかもしれませんが、これもまた他のサービスと比較した上では大きな長所の1つになっていると思います。

--米国のGoogle Mapでは、道路案内の情報も提供しています。日本でも同じものを提供する予定はないのでしょうか?

 それについては、議論をしている最中ですが、日本では道路交通情報よりも、電車の乗り換え情報の方が需要があるのではないかという話になっており、そちらを優先的に開発している状況です。

趣味は40億画素のカメラ

--ところで、あなたが20%ルールで関わっているGIGAPIXELプロジェクトは、今後、Google Earthと関わっていくのでしょうか。

 (照れながら)いいえ、あれは今のところ、まだ趣味に過ぎません。プロジェクトで使用しているカメラは、私の友人の手作りで4Gピクセル(40億画素)の解像度を持っています。これを使えば400万画素1000台を並べて撮影したのと同じ解像度の写真が撮れるわけです。このカメラを使って東京タワーのてっぺんから東京駅を撮影すれば、駅周辺の車のナンバープレートまではっきり読み取れる写真が撮れます。

 我々はこのカメラを使って世界の名所や記念碑などを撮って回っています。もし、いずれ日本に持ってくることができれば、鎌倉の大仏や日光の東照宮を撮りに行くつもりです。こうした写真を記録し、残すことで、これから100年後の人々が、こうした文化遺産が100年前にはどのような姿を止めていたのかを伝えようと考えているのです。

 これは今のところ、私と友人が週末の暇を使ってやっている趣味に過ぎません。ただ、もしかしたらGoogle Earthなどのビジネスにつながることもあるかもしれません。それについては現段階では、まだ私もわかりかねています。

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