現金交換などができるモバイルポイントサイト「モッピー」を運営するセレスは10月5日、有力着メロサイト「ゴルゴンゾーラ」を運営するレイドとポイント交換事業で提携した。これにより、「モッピー」の利用者は「ゴルゴンゾーラ」が提供する着メロをダウンロードしやすくなる。セレスは会員100万人超のサイトを運営するレイドと組むことで、年内にも会員数を倍増したい考え。
「モッピー」は05年春から携帯電話専用のポイントサービスを展開しており、現在、500以上の公式および一般サイトへポイントを活用した送客支援サービスを展開している。利用者は同サービスを使うと、広告閲覧や商品購入でポイントを貯め、貯めたポイントを現金や電子マネーに換金できるようになる。累積会員数は約35万人で、メール送信が可能な会員数は約11万人。
「ゴルゴンゾーラ」は中高生を中心に130万人が登録する国内最大級の無料着メロサイトで、「くちコミを中心に会員100万人を超えた優良サイト」(セレス)としている。セレスは「ゴルゴンゾーラ」の会員数とくちコミが発生しやすい点に着目。そのため、会員数の増加を期待してモッピー・ポイント30ポイントを、着メロ1曲分にあたるゴルゴンゾーラ・ポイント10ポイントに交換できるサービスを開始する。
モバイルポイントは近年、参入が相次いでいる。オープンキューブが運営する「お財布.com」は06年6月時点で登録会員数90万人と100万人突破が目前に迫るなど、今後の成長分野としての注目が集まる。セレス社長の都木聡氏は「レイドと組むことで、年内にも月間の新規登録利用者を倍増し、メール送信可能会員数を年内に20万人、早期に100万人突破を目指す」としている。
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