テレビ電話を活用した携帯電話の動画共有サービスをjig.jpが開始

永井美智子(編集部)2006年09月27日 16時04分

 jig.jpは9月27日、携帯電話向けの動画共有サービスを開始した。NTTドコモのテレビ電話を活用した点が特徴だ。

 同社の携帯電話向け動画配信サービス「jigチャンネル」をリニューアルし、ユーザーが動画を投稿できるようにした。jigが用意した電話番号にテレビ電話で通話をかけ、通話中に撮影した映像が自動的にjigのサーバにアップロードされる仕組みだ。動画はjigが開発したjigムービー形式に変換されて保存される。なお、ユーザーが端末に保存している動画などをアップロードすることはできない。

 「テレビ電話を利用することで誰でも手軽に動画をアップロードできる。また、ファイル長に制限がなくなるメリットがある」とjig.jpでは説明している。

060927_jig.jpgjigチャンネルでは動画にコメントや評価がつけられる

 アップロードされた動画は携帯電話からのみ閲覧可能。再生には専用アプリケーション「jigムービープレイヤー」が必要となる。動画には閲覧者がコメントを付けたり、「Good」「Bad」の評価ができる。また、気に入った動画をブログやメールで紹介できるよう、URLを簡単にコピーできる機能を搭載している。著作権を侵害している動画などを管理者に通報する機能も備えた。

 jig.jpではすでに動画を携帯電話で見られるようにする動画配信プラットフォーム「jigムービー」を企業向けに提供しており、東京証券取引所などが採用している。動画共有サービスを提供することでjigムービープレイヤーを普及させ、携帯電話の動画再生でデファクトスタンダードの座を狙う考えだ。今後はiモーションなどの形式でも画像を投稿できるようにしていく予定。

 jigチャンネルの利用料金は無料。ただし、動画をアップロードする際にはテレビ電話の通話料金が必要となる。対応端末はNTTドコモのFOMA 902i、901i、900i、702i、701i、700iシリーズ、およびMusic Porter II、prosolid IIとなっている。

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