KDDIは9月25日、地上デジタル音声放送「デジタルラジオ」対応の携帯電話を開発したと発表した。
デジタルラジオは、2003年10月から東京、大阪において実用化試験放送を開始し、社団法人デジタルラジオ推進協会 (DRP) を中心に、複数チャンネルのサービスを提供。東京地域では、実用化試験放送の増力作業も準備し、視聴環境の整備が進んでいる。
今後、音楽などの高音質音声放送に加え、文字、写真などの静止画や簡易動画を含むサービスをデジタルラジオとして提供する予定。例えば音楽番組では、アーティスト名や曲名、CDジャケットなど、放送中の楽曲情報を画面に表示したり、放送中のスタジオ風景を簡易動画にて視聴することも可能となる。
また、情報をデータ放送で受信し、携帯電話の通信機能と連携することで、データ放送から直接そのアーティストの着うたや着うたフル、CD、コンサートチケットの購入が可能になるなど、双方向サービスも予定している。
KDDIでは2006年度中の商用化を目指すとし、10月3日から開催の「CEATEC JAPAN 2006」のKDDIブースにて試作品を参考展示する。
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