セーバー、フジヤマと携帯電話向け多言語字幕情報付き映像配信で業務提携

 インターネット総合研究所のグループ会社で、携帯電話向けの動画配信システムを開発・提供しているセーバーは9月25日、ブロードバンド向け動画コンテンツの2次情報のシンクロ配信システムを開発・提供しているフジヤマと「携帯電話向け多言語字幕情報付き映像配信」に関して業務提携した。

 今回の提携により、セーバーが開発した携帯電話向け動画配信システム「Saver Live Server(セーバーライブサーバ)3.0」と、フジヤマが開発した字幕制作システム「NATSU(ナツ)」および多言語字幕配信システム「CoMABL(コマーブル)」を連携し、携帯電話向けの動画に日本語と英語の字幕情報を付加して配信するシステムを動画コンテンツ配信事業者に提供する。

 セーバーは、フジヤマのCoMABLから配信される字幕情報を取り込み、動画コンテンツに付加して配信する機能を実装したSaver Live Server 3.0を、携帯向け動画コンテンツ提供会社に向けて11月に販売開始する予定。フジヤマは、PC向け多言語字幕配信システム「MABL(マーブル)」をベースに、Saver Live Server 3.0への字幕情報配信用システムとしてCoMABLを再開発し、新システムの販売を開始するほか、フジヤマが事業主体となってASPとしてコンテンツ提供事業者が利用できるサービスの提供を11月より開始する。

 多言語での字幕を同時に配信できるようになるため、エンターテインメント系コンテンツ以外にも、ニュースやeラーニング、観光情報などのインフォメーション映像など、幅広い用途の動画コンテンツを配信することが可能になるほか、高齢者や聴覚障害者向け日本語字幕が付いた動画や、日本語が分からない在日外国人などに考慮した英文字幕付き動画コンテンツを製作することができるようになる。

 また、映像コンテンツに字幕を付けることにより、電車や乗り物の中、また騒々しい場所など公共の場でも携帯動画を楽しめるようになるなど、携帯映像コンテンツのニーズを促進することができるとしている。

 今後は順次、韓国語、中国語などの言語対応を行っていく予定。

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