KDDIと沖縄セルラーは9月20日、耐水性、耐久性と耐衝撃性を備えたビジネス向け携帯電話端末「E03CA」を12月に発売すると発表した。
E03CAはカシオ計算機製の端末で、「G'zOne W42CA」をベースにビジネス向けの機能を強化したもので、カラーはブラックのみ。IPX7相当の耐水性および耐衝撃性を持つボディはそのままに、1200mAhの大容量バッテリーを標準搭載している。 また、一定時間の経過で自動的にロックする機能や、遠隔操作で端末をロックする機能に加え、管理者による機能制限なども可能となっており、ビジネス向けのサービス強化を行っている。さらに、Bluetooth機能の搭載により、バーコードリーダーやプリンタとの接続も可能になっている。
au初の法人向けコミュニケーションサービスとなる「Business Messenger」機能を搭載し、最大20人までのグループ内で音声通信やテキスト、静止画の送受信が可能となる。また、管理者によるアプリを指定してのインストールやバージョンアップ、削除を一括操作できる「ビジネス管理サービス」も利用可能となっている。
E03CAは主に法人向けに提供される予定だが、一部のauショップでは取り寄せという形で個人での契約にも対応する予定だ。
KDDI代表取締役社長兼会長の小野寺正氏は9月20日に開催した会見で、モバイル番号ポータビリティ制度(MNP)の開始を控え、法人市場が流動化していると説明。また、法人契約は携帯電話市場の約10%、成長率では個人契約の約2倍になると話し、E03CAをはじめとするビジネス向け端末とモバイル向けのソリューションを同時に提供することで、シェアの拡大を狙うとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス