動画広告配信サービスのシーエムジャパンは9月6日、ユーザーの視聴環境に合わせたデータ形式のFlash動画(.flvファイル)を配信する「Flashマルチプレイヤーシステム」の販売を開始した。
同社によると、従来のFlash動画配信では、より多くのユーザーが視聴できるよう、わざとバージョンの古いFlash Playerに合わせたデータ形式を採用する事例が多くあったという。
Flashマルチプレイヤーシステムは、ユーザーが利用するFlash Playerのバージョンと、通信回線速度を識別し、動画データのコーデックや画質、画面サイズを自動選択する。例えば、Flash Player8以上、FTTH 1MbpsのユーザーにはOn2 VP6コーデック、画面サイズ480×360の動画を配信するといった設定が行える。
ユーザーは、Flash Playerのバージョンや利用している回線などの知識を持たなくても、ボタンを押すだけで最適な動画を視聴できる。また動画配信側は、HTMLタグ情報を追加することで、既存のサイトのデザインを損なわず、容易にシステムを導入できるという。
料金は、シーエムジャパンのFlashストリーミングサーバを利用する場合で、1動画あたり5万円から。別途エンコード費用などを設定する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」