SU-1Bのペン先にはふつうのボールペンがついている。それゆえにどんな紙でも書けるし、書いた軌跡はペーパーに線となって残る。ボールペンとしては当たり前の動作をするのであるが、その先が違う。ペーパーの上をペンがなぞった際、ペン先の横にあるセンサーが紙の上をペン先がどう動いたかを記憶し、それに応じてペン先で書かれたものと同じもののデータが電子的に残るという仕組みなのだ。
ペン先の軌跡を把握する方法としては、センサーがペーパー上の場所を読み取るのだが、その場合にペンをペーパーから離した場合に、座標がわからなくなってしまないように、専用のノートパッドを使用する。この紙にある模様をセンサーが読み取り、どこにペン先があるのかを判断するため、ペンを一度紙から離した場合でも正確に軌跡を記憶することができる。
この専用のノートパッドには、非常に細かな模様が印刷されており、ペンのセンサーがペン先のどこにあるかの座標を読み取る。その模様は座標が書かれているだけではない。専用のエリアにペン先をタッチすることで、データのクリアやペンの色や太さの変更、その他の動作のコマンドも与えることができる。
コマンドを与えた場合や、電源を入れた場合などはペンに内蔵されたバイブレーターが一瞬ふるえ、動作を人間に伝えてくれる。また、ペンにはLEDが3つ内蔵され、電源や動作状態を知らせてくれる。
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