オリエント測器、Suicaなど2枚の非接触ICカードを重ねて使えるカード

 オリエント測器コンピュータ(オリエント測器)は、Suica(スイカ)やICOCA(イコカ)などの非接触ICカードを2枚重ねて使えるようにする「SKIM SEPARATER(スキム セパレーター)」を9月11日に発売する。価格は1470円。

 2 枚の非接触ICカードの間に挟み、カードリーダー(読み取り機)にかざし た側の非接触ICカードを読み取れるようにする製品。カードホルダーや定期入 れなどに、「スキム セパレーター」を挟んでカードを3枚重ねでセットすれば、 ケースに入れたまま、表裏を返すだけで2種類の非接触ICカードを利用できる。

 カードを読み取り機に挿入せずに利用できる非接触ICカードは、電車の通勤 ・通学定期券やオフィスの入退室用カードなど、さまざまな用途で導入が進ん でいるが、通常、2枚の非接触ICカードを重ねると、片方のデータのみを読み 取ることができず、エラーが発生して使えなかった。

 同社では、非接触ICカードのスキミングを防止するカードなどを販売してお り、複数の非接触ICカードを持つユーザーなどから、カード2枚を同時使用で きない不便を解消する製品を求められたという。

 本体サイズは高さ54×幅85.6×厚さ0.8mm、重さは約6g。なお、非接触ICカー ドは、SuicaやICOCA、Edyなどで使われている13.56Mhzの周波数帯を利用した タイプのみに対応する。

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