YOZANは8月29日、総務省の北陸総合通信局がYOZANの無線ブロードバンド規格WiMAX対応技術を利用し、石川県小松市で無線ブロードバンド通信試験を実施すると発表した。通信試験は、同市の中山間地域にある長谷、瀬領、波佐谷の3町で、合計446世帯1334人を対象に、2006年11月から3カ月間行う。
WiMAXは、数kmの範囲をカバーすることのできる無線通信規格。基地局の建設コストが低く、高速な通信が可能であるため、YOZANでは「これからの高速、大容量インターネット時代に対応できる無線技術として、世界標準規格になる」と見ている。
北陸総合通信局の実施する試験は、基地局を町内の小学校と森林組合の2カ所に設け、アクセスポイントを民家など40カ所に設置する。具体的な用途としては、一人暮らしの老人宅にカメラを置いて家族などに映像を送るほか、通学路の防犯カメラによるライブ映像で児童の登下校を確認する。また、増水など防災映像を送信する計画も進めている。
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