スカイアークシステムが第三者割当増資、社内ブログ拡販へ技術者採用を強化

永井美智子(編集部)2006年08月29日 14時45分

 企業内ブログシステムの構築などを手がけるスカイアークシステムは8月29日、GMO VenturePartnersが組成したファンドであるブログビジネスファンド投資事業有限責任組合に対して、第三者割当増資を実施したと発表した。なお、金額は明らかにしていない。

 スカイアークは2004年に創業したベンチャーで北海道に本社を置く。通常のウェブサイトの更新情報をRSSで配信する「SkyFEED」や、縦書き表記と投稿ができるブログの構築サービスなどを提供している。NHK、パソナテック、ファーストリテイリングなどに納入実績がある。

 今回の増資を決めたのは、2006年から始めた企業内ブログシステムの構築サービスを拡販するため。大企業を中心に引き合いが強まっていることから、人員を拡充し開発力を高める。中でも、技術者の採用を強化する考えだ。

 ブログビジネスファンドは、ブログやRSSなどに代表されるWeb 2.0関連の技術やサービスに関わるベンチャー企業のビジネスを支援するために設立されたファンド。これまでにRSS検索エンジンやRSS広告システムなどを手がけるJetrunテクノロジや、Tシャツなどをドロップシッピング形式で販売しているClubT、アフィリエイトサービス「電脳卸」を運営するウェブシャークなどに出資している。

 ブログビジネスファンドを引受先として選んだ理由については、資金以外に援助を受け、シナジー効果が望めると考えたためだという。同ファンドはpaperboy&co.の代表取締役社長である家入一真氏をはじめとして、GMOインターネットグループ内外でWeb 2.0に関連したビジネスを手がける経営者を中心としたアドバイザリーボードを設立しており、これらの人々から支援を得られることが大きな決め手となったようだ。

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