「それ(が効果を現わすの)も、購入を待っている人のほんの一部だろう」と、Bhavnani氏は話している。
MicrosoftはVistaの提供について、まだ詰めの段階にあると言い続けている。しかし、同社やPCメーカーは、秋の新学期シーズンの売り上げを損なわないように沈黙を守っているだけかもしれないという声もある。
10月の終わりにもクーポンの提供が開始されるとみるKay氏は、新学期向けの商戦が幕を閉じる9月の終わりまで、おそらくMicrosoftは計画を明らかにしないだろうと指摘する。
「今この話をしてしまうのは、おそらく得策でないのだ」(Kay氏)
重要なのは、Microsoftの提供するものが、迷っている人を年内のPC購入に踏み切らせるだけの説得力があるかどうかだ。「Windows 95」のときは例外だったが、概して個人ユーザーは、まだ完成していないOSや新しいチップの採用を理由に購買行動を変えたことはない、とKay氏は述べている。
一方Baker氏は、Vistaへの移行オプションがあったとしても、消費者はPC購入をためらう可能性があると話している。購入後すぐにアップグレードすることになるのを嫌うかもしれないからだという。
「自分でアップグレードすると問題が起きるかもしれないとわかっていれば、このような大きなイベントの前に購入しようとは思わないものだ」とBaker氏は話す。売上予測はすでにいくぶん冷めたものになっている、と同氏は指摘した。
「私が話を聞いた人の誰もが、ホリデーシーズンの売り上げは伸びそうにないとの見通しを持っている」(Baker氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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