ディー・エヌ・エー(DeNA)は8月17日、子会社のペイジェントが8月21日よりインターネットオークション向けのエスクロー(代金支払い仲介)サービス「モバペイ」を開始すると発表した。DeNAグループの携帯電話専用オークション「モバオク」と、同じシステム基盤を利用するKDDIの「auオークション」に導入する。
ペイジェントは、DeNAが三菱東京UFJ銀行、農林中央金庫の2社と共同出資し、5月に設立したインターネット決済処理の受託/代行会社。新たに開始するモバペイでは、ペイジェントがオークションの落札者から代金を預かり、商品の配送を確認してから、出品者に送金する。これによりモバオク/auオークションでの金銭的なトラブルの発生を防ぎ、より安全に取引を進められるようにする。
商品代金と決済方法に応じ、落札者に手数料を設定する。代金が2000円未満で、クレジットカード、コンビニエンスストア決済を利用する場合は税込み198円、郵便局の現金自動預払い機(ATM)を利用する場合は同178円を課金する。
またペイジェントは2007年1月以降、ECサイト向けの収納代行サービスを開始する予定。DeNAグループのほか外部ECサイト事業者への導入を目指す。利用可能な金融機関や決済方法も順次拡大し、ユーザー満足度の向上を図るという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」