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いつでもどこでも自宅のテレビを楽しめる--IO DATA「Slingbox」 - (page 3)

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アイ・オー・データ機器
SB100-120
内容:「Slingbox」は、ネットワークに対応したTVチューナBOXだ。本製品を家庭内LANに設置しておけば、LAN内のどのパソコンからでもテレビを見ることができる。さらに、旅行先や出張先からインターネットを利用して自宅のテレビを見ることができる便利な製品だ。

「どこでもTV for Skype」とはコンセプトは似て非なる製品

 本製品は、以前紹介した「どこでもTV for Skype」と同様、遠隔地からテレビを見るための製品である。録画機能がなく、テレビの視聴にのみターゲットを絞っているなど、製品を用いて実現できる内容もそっくりだ。しかし、実際に利用してみると、両者のサービスとしてのコンセプトはまったく異なっていることが分かる。

  • SlingPlayerを起動した際に表示されるビデオのチューニングウィザード。映りのよい画面を選んでいくだけで画質・レートが最適化される

 「どこでもTV for Skype」は、Skypeのビデオ機能を利用して映像を見るという仕組みであり、ビデオ再生の機能はSkypeに完全に依存していた。そもそもビデオチャットでは被写体が激しい動きをすることは想定されていないため、動きが激しい場面では完全に動きが止まってしまうこともある一方、画質についてはそこそこのクオリティが維持されていた。つまり、画質>動きという優先順位だったわけである。

 本製品はこれとはまったく逆の考え方で、画質よりも動きを見せることを優先した再生方式になっている。多少画質を落としてでもきちんと動きを追ってくれるので、スポーツ中継などに向いているとも言える。特にLAN内の再生では、PCIタイプやUSBタイプのTVチューナーBOXとも遜色なく、多少コマ落ちがあるかないか、という程度の違いしかない。まれに負荷が高く表示が追いつかない場合などは、画面を数コマ分飛ばしても現在の画面に追いつこうとする。「どこでもTV for Skype」のように少ないコマ数で紙芝居のような再生を続けるのではなく、柔軟にレートを可変させて対応している印象だ。

  • テレビ視聴に用いるSlingPlayerの画面。下段のショートカットボタンを用いれば、テンキーからチャンネルを選ばなくても一発で選局できる

 ネットワーク内での機器の位置付けも、かなり相違点がある。「どこでもTV for Skype」の場合、送信元のパソコンでつねにSkypeを立ち上げておき、そこに対してSkypeの別のアカウントから呼び出しをかける方式になっている。そのため、送信元のパソコンはつねに電源を入れておく必要があった。

 本製品の場合はスタンドアロンなサーバとして動作しているため、パソコンを起動しておく必要はなく、電気代もそれほどかからない。ファンレスで無音ということも含め、常用するのであれば本製品のほうが優秀だろう。

 なお、実売価格では、「どこでもTV for Skype」が9800円、本製品が2万9800円と3倍程度の差がある。上に述べたような違いをはじめ、価格の差についても、製品をチョイスする際の大きな要因となるだろう。ざっくりと分けるのであれば、入門用なら「どこでもTV for Skype」、ある程度使い込むことが前提なら本製品、という位置付けになるかと思われる。

  • SlingPlayerのスキンは自在に変更可能

  • ショートカットボタンは自由に選んで貼り付けることができる

  • SlingPlayer再生中のCPU使用率。Pentium4 2.8GHz、メモリ2Gバイトのパソコン(a)では負荷は30%程度だが、Efficeon 1.0GHz、メモリ512Mバイトのモバイルノート(b)ではほぼ100%の負荷がかかっている

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