ビデオもテレビも音楽も1台でOK! ワンセグ内蔵「gigabeat V30T」

東芝
MEV30T
内容:ワンセグと携帯動画プレイヤーという「旬」な2大機能を盛り込んだ「gigabeat V30T」。外出先でのテレビ視聴や録画、さらにはオーディオプレイヤーなど、デジタル時代のポータブルプレイヤーを使ってみた。

ワンセグ対応の携帯型動画プレイヤー

 携帯テレビ家電というよりも“Windows版のポータブルAVプレイヤー”というのが本機の印象だ。「gigabeat」というネーミングからわかるように、本機の基本は携帯音楽プレイヤーで、30Gバイトの1.8型HDDを内蔵した音楽プレイヤーとして使える。

 それに加えて、デジタル・ワンセグテレビチューナーを内蔵し、3.5型QVGA液晶でデジタル・ワンセグテレビ放送を視聴できるほか、内蔵HDDに最大約130時間のテレビ録画も可能だ。さらに、動画ファイルやデジカメ静止画なども記録再生可能という多機能なマルチAVレコーダー&プレイヤーである。

 動画も再生できる携帯音楽プレイヤーが現在のトレンドだが、ワンセグテレビ放送の録画再生にまで対応したのは本機が初で、これはほかの携帯音楽プレイヤーにはない本機だけのアドバンテージだ。ワンセグ放送が国内規格であるため、特に海外製のプレイヤーでは実現しにくい機能といえるだろう。

 本体サイズは一般的な携帯音楽プレイヤーと比べると大型で重量もあるが、胸ポケットにぎりぎり入り、バッグに入れても重荷にはならない。このサイズで多くの機能を備えている、と考えれば納得できるだろう。ピアノブラックのボディにはシンプルな高級感が感じられる。若者向きでファッショナブルというよりは、ビジネスユースもこなせるニュートラルなデザインだ。

 本機はファッション関連のショップでも発売されている、ということからもわかるように、ビジネス情報ツールとしての新しい用途も狙っているのだろう。気が付いた点を挙げれば、ホコリの多い場所でのモバイルユースを考えると、側面の拡張端子にカバーがほしい。光沢のあるボデイは指紋が付きやすく、また、光沢処理された液晶画面の反射が気になるが、テレビ表示の色はつややかに見える。

  • ピアノブラック仕上げのボディを採用した。液晶モニターは3.5型QVGA TFTカラー液晶が搭載されている

  • サイドに設けられた接続端子部。カバー付きだとなお良かった

  • 各種操作ボタンが配置された本体上部(上)と下部(下)。本体は最厚部22.5mmとスリムボディ

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