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ビデオもテレビも音楽も1台でOK! ワンセグ内蔵「gigabeat V30T」 - (page 3)

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東芝
MEV30T
内容:ワンセグと携帯動画プレイヤーという「旬」な2大機能を盛り込んだ「gigabeat V30T」。外出先でのテレビ視聴や録画、さらにはオーディオプレイヤーなど、デジタル時代のポータブルプレイヤーを使ってみた。

シンプルな録画機能

 次に録画してみよう。受信中にQUICKボタンを押すと、操作メニューがポップアップする。ここで「録画」を選べば、リアルタイムの録画が始まる。画質モードは選べず、録画したタイトルは外部にファイルコピーまたはダビングできないが、アナログコンポジット出力して他のテレビで視聴することは可能だ。

 録画予約はシンプルで、24時間先までの1番組となっている。EPGが非搭載なので、日時と時間帯を指定して予約するビデオデッキ的なスタイルになる。使用したバージョンでは、録画予約待機中にテレビ視聴や音楽再生などが不可になってしまう点に改良の余地を感じた。というように、現状ではデジタルレコーダーとは勝手が違う操作感だ。

 このため、録画予約はプラスαの機能と割り切って使う必要があるだろう。といった制限はあるものの、PCからのデータ転送なしに、本機だけで動画コンテンツを収集して再生できる点は、今までのAVプレイヤーにはない手軽さが感じられる。

  • 視聴中にQUICKボタンを押すと、クイックメニューがポップアップして、レバーでコマンドが選べる。このあたりは東芝らしく、同社のDVDレコーダーと似た操作性で、クイックアイコンも同様の仕様だ

  • 番組予約は日時指定になり、往年のビデオデッキスタイル。予約は24時間先の1番組、最大4時間まで可能だ。予約待機中はテレビ視聴や再生など他の操作ができなくなる点に注意したい

  • 番組ガイドを表示できる。これは全チャンネルの番組一覧ではなく、現在視聴しているチャンネルの数時間分の情報のみ。チャンネル情報を見たい場合は、そのチャンネルに切り替える必要がある

AVプレイヤーとしての可能性も高い

 ビデオプレイヤーとしての活用法もある。PC上の音楽データだけでなく、動画ファイルもWMP10(Windows Media Player 10)を介して本機に転送(同期)して再生が可能だ。この機能を使えば、PCやデジタルレコーダーで録画した動画ファイルを本機に転送してモバイル視聴が楽しめる。動画転送の要領は音楽と同じで、WMP10のデータ転送に慣れた人なら難なく使えるだろう。

  • 本機とPCをUSB接続し、Windows Media Player 10を使って動画ファイルを転送する。PCにライブラリされた動画ファイルを同期リストに追加して、右下の「同期の開始」ボタンをクリックすると転送が始まる。MPEGなどの動画ファイルはWMV形式への変換が必要になるため、再エンコードに本編と同じ時間か、それ以上かかる場合もある

 Windowsファミリーの強みとして、Windows XP Media Center Edition 2005搭載PCで録画したテレビ番組は、より手軽に本機に転送できる特典もある。なお、音楽、動画データともに定額配信サービスに対応可能なWindows Media DRM 10技術に対応している。

 動画の転送で注意したいのは、対応する動画フォーマットがWMV(Windows Media Video)のみで、一般的なMPEGやDivXなどのファイルは変換が必要になる点だ。また同じWMVファイルであっても解像度やレートの違いで変換が必要になる場合が多い。

 WMVは、MPEG-2などに比べると圧縮率が高く、HDDへの記録容量を小さくできるのがメリットだが、WMV変換は多くの時間とプロセッサのパワーが必要になり、手軽とは言えないのが課題といえるだろう。このあたりは多フォーマット対応で“何でもアリ”のアジア製AVプレイヤーと比べると苦しい部分だ。DRM(著作権保護技術)に対応した動画フォーマットが普及していないのがネックだが、もう少し対応フォーマットが広がれば、使い勝手はさらに向上すると思う。

  • 音楽の再生中に、再生時間やトラック、再生方法などを表示した5パターンの液晶表示が選べる。大型液晶を活かしてジャケット画像も表示でき、写真ようなタイムバーつきのほか、ジャケットの全画面表示も選べる。ビジュアル効果も欲しいが、これはプロセッサのパワーと省電力との兼ね合いになるだろう

 また、デジタルカメラとUSBで直結して、カメラ内の静止画データを本機のHDDに吸い上げ、閲覧とスライドショーが可能だ。このため、デジカメ用のストレージャー&ビューワーとしても活用できるだろう。

 音楽プレイヤーとしての機能は標準的だが、大型液晶を利用したジャケット表示は楽しい。アウトドアでは別売のワイヤードリモコンを使ったほうが快適に操作できるだろう。再生音質は、圧縮音楽でカットされる高音域を補正するH2C Technologyなど、gigabeatで定評のある音質の良さと、イコライジングの豊富さを継承していて、自分好みの良い音で楽しみたい人にも勧められる。

今後の進化に期待したい

 総じて見ると、テレビと録画機能に改良の余地があるように思う。汎用OSのデジタルテレビ対応は始まったばかりで、その発展途上の部分が本機にも感じられるのだ。テレビ関係のデバイスドライバソフトなどのバージョンアップに期待したい。その反面で、汎用OSの採用によって開発期間を短縮し、いち早くワンセグに対応し、高いコストパフォーマンスを実現できたことは本機のメリットといえる。

 ユニークな機能と求めやすい価格は、ユーザーにとって魅力的であることは間違いないだろう。本機がワンセグ対応の先鞭となり、携帯器機をさらに便利に楽しくすることを期待したい。

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