テレビ、レコーダー、ホームシアターを連携操作、シャープ「AQUOSファミリンク」機能を発表

加納恵(編集部)2006年08月03日 01時31分

 シャープはAV機器の新たな操作機能として「AQUOSファミリンク」を発表した。それに伴い、液晶テレビ、デジタルレコーダー、サラウンドシステムの各ジャンルに対応機器を全15機種を投入する。

新機能「AQUOSファミリンク」の発表とともに、対応機種全15機種が一挙に発表された

 「AQUOSファミリンク」とは、デジタルインターフェースを介して接続し、専用リモコン「ファミリモコン」を用いることで、対応の液晶テレビ、デジタルレコーダー、サラウンドシステムの操作が一括して行える機能だ。

 AQUOSではハイビジョンレコーダーにファミリモコンを同梱することで、各機器間の一括操作を実現する。AQUOSファミリンクとして利用できる操作は、電源のオン、オフなどの基本機能のほか、視聴中のテレビ番組をハイビジョンレコーダーへワンタッチ録画、サラウンドの音声モードを視聴中の番組に自動マッチなど、連携して使用することによって、便利さを実感できる内容だ。

 今回の機能で中枢の役割を果たすハイビジョンレコーダーでは、デジタルダブル録画機能を備えた「DV-ACW38」、3デジタルチューナーをシングルで搭載した「DV-AC34」「DV-AC32」、3デジタルチューナーの内蔵に加え、VHSまで搭載した「DV-ACV32」の計4モデルが登場した。

デジタルダブル録画機能に800GバイトHDDを内蔵した、最上位モデル「DV-ACW38」(店頭実勢価格19万円前後)のほか、全4モデルが9月1日より順次登場する。左のリモコンが「ファミリモコン」

 DV-AC34、DV-AC32の2機種はシングル録画モデルだが、AQUOSファミリンク機能により、対応液晶テレビとi.LINK接続することで、ハイビジョン番組同士のダブル録画が可能となる。

 各モデルは薄さ95mmのスリムデザインを採用。電源オフの状態から約1秒で起動する「一発起動」や視認性の高い「高精彩デジタル番組表」などは前モデルから引き続き採用されている。

液晶テレビ「AQUOS LC-37GX1W」。店頭実勢価格は38万円前後。このほか、20V型から37V型まで全9モデルが発表された。9月1日より順次発売される

 液晶テレビでは37V型のフルHDパネルを搭載した「GX」シリーズと1366×768ピクセルのパネルを採用した「GH」シリーズの2シリーズが登場。GHシリーズのサイズ展開は、20V型、32V型、37V型となっており、各モデルごとにアンダースピーカーとサイドスピーカーの選択が可能だ。

 サラウンドシステムとして発表された「AN-ACX1」「AN-ACY1」は、AVラックに2chスピーカーシステムとサブウーファーを一体化させた、AVラックスタイルの製品だ。

1ビットシアターラックシステム「AN-ACX1」(店頭実勢価格13万5000円前後)。このほか、アンダースピーカー向けの「AN-ACY1」(店頭実勢価格12万5000円)も10月より発売される

 シャープ独自の1ビットデジタルアンプと「シネマ」「ミュージック」「ニュース」など、全8種類のサラウンドモードにより、臨場感あふれるサラウンド効果が得られる。

 シャープでは、AQUOSファミリンクが行えるファミリモコンの別売も今後検討していく。

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