日立は、記録メディアにHDDとDVDの両メディアを採用した世界初のハイブリッドカメラ「Wooo DZ-HS303」を発表した。8月30日より販売を開始する。
Wooo DZ-HS303は8GバイトのHDDとDVDの両ドライブを装備している。DVDドライブは8cmDVD-RAM、±RW、-Rに対応したマルチ対応。これにより、ビデオカメラ1台で、HDDに撮影した映像をDVDにダビングできる。
同社では2000年に世界初のDVDビデオカメラを発売して以来、DVDビデオカメラのリーディングメーカーとして、テープからディスクへのメディアチェンジに取り組んできた。
今回はDVDドライブをそのままにHDDまで内蔵したハイブリッドカメラながら、重量約485g、奥行143mmの小型化を実現した。
8Gバイトの容量を備えたHDD部には、落下を検出しヘッドを自動退避させる「三次元落下センサー」、衝撃からHDDを保護する「耐衝撃ダンパー」、非動作時の衝撃によるヘッドとディスクの接触を防ぐ「ヘッドロード・アンロード」といった3つの衝撃ガード機能を装備。DVDドライブ部も小型メカ・ピックアップの採用により、小型化を実現したほか、耐震制御や高速ディスク認識など、ビデオカメラならではの処理が施されている。
内蔵HDDからDVDへのダビングは、HDDの映像を丸ごとダビングする「まるごとダビング」とお気に入りのシーンだけをダビングする「えらんでダビング」の2つを用意。どちらも最低限の操作でダビングできるため、DVD化が大変容易だ。
このほか、約1秒で撮影がスタートできる「秒撮モード」、SDメモリーカードスロットへの静止画キャプチャー、撮影したシーンの確認が簡単に行える「ディスクナビゲーション」機能など、便利な機能は前モデルからそのまま継承されている。
撮影素子には1/3型インターレース原色フィルターCCDを採用。ズームは光学10倍、デジタルズーム併用で240倍まで対応する。8GバイトのHDDには、FINEモードで約3時間の撮影が可能だ。
「Wooo DZ-HS303」。カラーバリエーションはシャンパンシルバーとディープブルー(限定生産)の2色展開だ。店頭実勢価格は13万円前後となる。 |
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